夏のお楽しみはたくさんありますが、夏祭りは昔からあり魅力が色褪せないですね。
大阪の三大夏祭りの1つ「住吉祭」が、7月30日から3日間、住吉大社で行われます。
三大夏祭りは生玉夏祭、天神祭、そして住吉祭と続きます。
神輿や色々な物が並ぶ屋台など夏気分がタップリ味わえる住吉祭に、参加されてはいかがでしょうか?
この記事で分かること
住吉祭はこんなお祭り
住吉祭とは7月30日の宵宮祭から31日の無形文化財に指定されている夏越祓神事、8月1日の神輿行列が川の中を歩いて行く神輿渡御と、それぞれに異なった行事が行われます。
昔は夏に流行した疫病を鎮めるという事で、古くはお祓いと呼ばれていたそうです。
奈良時代6月には、御解除(みはらえ)として行われていました。
どのようなものかご紹介致しましょう。
宵宮祭(よみやさい)
人々の無病息災とこれから行われる神事の無事が祈られます。
夏越祓神事(なごしのはらえしんじ)
夏越女や稚児たちが、衣装で華やかに着飾り茅の輪をくぐる儀式が行われます。
夏越女(なごしめ)とは中世の上臈(身分の高い貴婦人)の、時代装束を着た女性のことです。
稚児とは、7歳から12歳位までで神社の祭礼行列をする子供のことです。(いくつもの説があります)
茅の輪をくぐると穢れや厄災を茅の輪に移すことが出来、清められるのだそうです。
そして大祓式が五月殿で行われ、一般の方たちも茅の輪をくぐってお祓いすることが出来ます。
第一本宮では神楽や住吉踊が奉納されるとのことです。
この夏越祓神事は、国の無形文化財に指定されています。
神輿渡御(みこしとぎょ)
住吉大社の本殿前から約1000人もの人が神輿を担ぎ出発して、反橋を渡り大和川を渡ります。
1000人もの人々が神輿を担ぎながら、真っすぐではない反橋を渡るのは相当大変だと思われます。
その後同じく神輿を担ぎ川を渡るのも、迫力が凄くありそうです。
見学する方も力が入りそうですね。
紀州街道を南下して、宿院頓宮に到着した後、飯匙堀という所で荒和大祓神事が行われるのです。
住吉祭りの日程
3日間の日程はこちらです。
場所 | 住吉大社 |
住所 | 大阪市住吉区住吉2-9-89 |
2019年7月30日(火)-2019年8月1日(木) | 参拝時間30日20:00-1日22:00 |
2019年7月30日(火) | 宵宮祭 20:00 |
2019年7月31日(水) | 夏越祓神事 17:00 |
2019年8月1日(木) | 神輿渡御 14:00頃 |
電話番号 | 06-6672-0753 |
web | http://www.sumiyoshitaisha.net/ |
地図
アクセスについて
アクセスは下記をご覧ください。
電車
南海鉄道南海本線 住吉大社駅から東へ徒歩約3分
南海鉄道南海高野線 住吉東駅から西へ徒歩約5分
見どころは?
1000人が担ぐ神輿!
住吉祭の見どころはやはり神輿です。
神輿の重さは約2,6トン。
それを約1000人の行列が担ぎ、住吉大社から大和川を渡って紀州街道を南下して、宿院頓宮まで運ぶのです。
約1000人が神輿を担いで、川を渡るというのがすごい迫力ですね。
掛け声は「 べーっら」と言うそうです。
米良で 「べーっら」と読むそうですが、お米が良く採れるようにという意味ではないようで、これは調べても残念ながらわかりませんでした。
みんなで神輿が無事に進んで行くように見守る感じかもしれないですね。
14時頃から始まりますので、可能なら最初から見たいものです。
そしてお祭りのお楽しみの1つ屋台も3日間出店します。
やはり楽しみな屋台
屋台は17:00から出るのですが、お昼過ぎに出店するお店もあるようです。
お店は住吉大社の正面から入るとすぐ境内に出ています。
お料理系、デザート系、金魚すくい、遊戯系と色々ありますよ。
約300店ほど出るようですので、食べたり遊んだり充分に楽しむことが出来そうですね。
日本の夏のお祭りならではの雰囲気を味わいましょう!
金魚すくいのコツは?
ビックリするほどたくさんの金魚をすくう人も、数回で紙が破れる人もいて、結構奥深い金魚すくいですが、いくつかコツがありそうです。
ご参考にしてみてくださいね。
⚪︎金魚をすくう物を「ポイ」と言いますが、いっきにそっと全面につけると紙の強度が増す。
⚪︎金魚を追いかけない。
⚪︎ポイは斜めに入れる。
⚪︎お客さんを見てすぐにポイが破れているようなら、別の店に行く。
⚪︎ポイには裏表があり、紙が貼ってあるのが表で、表側ですくう。
⚪︎金魚の数が多くて、人の良さそうな店主の店を選ぶ。
⚪︎金魚は陰に集まる習性があるので、水面に自分の影を落とせる所に行くと寄って来る。
たくさんコツがありますね。
お子さまと行かれる方は、教えてあげられてはいかがでしょうか。
神輿って何?
神輿は「みこし」とも「しんよ」とも読むのですが、神様の乗物で神社をかたどっているものが多いようです。
記録の上での初見は749年、東大寺大仏建立に際して上京した宇佐八幡宮の、紫色の輿とのこと。
お祭りの時、神様は神社から出て厄災や穢れを清めてくださいます。
神輿を肩に担ぐ理由は神様への敬愛からで、休憩の時にも地面に下ろすことはなく、台の上に置かれるのです。
これはきっと1000年以上守られてきたのでしょうね。
このような目に見えない事を、大切にして行きたいものです。
交通規制に注意
7月30日(火)-8月1日(木)までの18:00-22:00まで住吉大社周辺は、車の通行が禁止となります。
駐車場も祭り期間中は使用出来ませんので、ご注意ください。
トイレについて
境内にもトイレはありますが、出来れば駅などで済ませるのが良いでしょう。
住吉大社の地図も載せておきますので、ご参考にしてください。
地図
引用:http://www.sumiyoshitaisha.net/cmn/pdf/map.pdf
まとめ
7月30日から3日間、大阪三大祭りの1つ住吉祭が開催されます。
きらびやかな衣装の夏越女が茅の輪をくぐり、1000人もの人々が神輿を担いで川を渡る光景は普段は味わえないものです。
夏の思い出の1つにお出かけになりませんか。