フィナンシェと言えばアーモンドパウダーが入ったコクのあるケーキですね。
カタチも小ぶりで頂きやすいため、プレゼントにも良く利用されています。
そんなフィナンシェにカカオ豆が入ったものがあるのです。
作って販売されているのは、大阪市北区中津の「monpetit」モンプチさん。
2019年11月22日にオープンされた、こだわりのチョコレートのお店です。
この記事で分かること
カカオ豆が入ったフィナンシェ
フィナンシェの袋の裏には、カカオ豆やココアバターと書かれてあり、ココアやチョコレートとは書かれていませんでした。
この時点でもう本格的な感じがしますね。
チョコレートはカカオ豆から作られているので、原材料という事で期待が高まります。
こちらのフィナンシェは一般的な四角い型ではなく、カカオ豆のカタチをしています。
口に入れるとアーモンドプードルの香ばしさ、カカオの芳香が心地良く深いお味が広がります。
甘過ぎることはないけれど、もう少し甘いと良いのにという物足りなさはありません。
コクのある美味しさという感じでしょうか。
試作を重ねてこの味になったのではと感じられました。
お店ではチョコレートドリンクを頂くことも出来ます。
ミルクを使用しないチョコレートドリンクのお味は?
モンプチさんのチョコレートドリンクは、ミルクが使用されていません。
普通チョコレートドリンクと言えば、ミルクを温め刻んだチョコレートを入れて溶かして作りますが、こちらのはチョコレートとお砂糖、お水だけのようです。
ドロドロしてはなく、シンプルにカカオを感じられる美味しいものでした。
ミルクが入っていないからでしょうか、軽くスッキリしています。
店内には大きな蓋つきの缶がいくつも有り、オーナーが1つを開けて見せて下さいました。
カカオ豆が一杯入っており、これが粉になってチョコレートやドリンクになって行くのだと、しみじみ感じられました。
実際にカカオ豆を見ることは、あまりないかもしれませんね。
教会で生まれたフィナンシェ
フィナンシェ(financier)はフランス語で金融家、金持ちという意味だとか。
17世紀にナンシーの聖母訪問教会の修道女により作られたのが始まりのようです。
四角いカタチが金塊と似ていることから、この名前になったと言われています。
特徴はアーモンドパウダーを入れるところにあるのではないでしょうか?
タップリのアーモンドパウダーは欠かせない
フィナンシェの材料の特徴は、粉と同量か多めのアーモンドパウダーと卵白を使用することだと思われます。
全卵を使用し、アーモンドパウダーを入れないマドレーヌとここが違いますね。
アーモンドパウダーを入れることによって、香ばしいお味になる様に感じます。
使用されているカカオ豆について調べてみました。
カカオ豆ってどんなもの?
カカオ豆はカカオの樹の果実の中の種子のことで、チョコレートやココアの主原料になります。
産地は西アフリカ、東南アジア、中南米です。
高温、多湿な地方で栽培されている熱帯植物で、この種子を発酵、焙煎して細かくすりつぶして行くと、カカオマスという物になります。
うれしい効能が
カカオには取り入れたくなるような効能がありました。
カカオポリフェノール、カカオプロテイン、テオブロミン、リグニンなどが含まれており、血圧低下促進、動脈硬化予防、アレルギー緩和などにも良いようです。
カカオは香りも良く取り入れやすい食品と言えますね。
使用されているココアバターについても調べてみましたら、お菓子以外にも使用されていました。
ココアバターとは
ココアバターは、カカオバター、カカオ脂とも呼ばれカカオ豆の脂肪分のことです。
カカオ豆に40%から50%含まれており、チョコレートや薬品、軟膏、化粧品などに使われています。
皮膚を滑らかにしたり、乾燥から守ってくれたりもするとのこと。
天然の酸化防止剤を含んでいるために腐り難く、2年〜5年ほども貯蔵が可能なのだそうです。
素材を感じながら楽しみたい
大阪 中津に素材にこだわったチョコレートのお店「monpetit 」がオープン
こちらのフィナンシェは、カカオ豆、ココアバター入り
お店で頂けるチョコレートドリンクは、ミルク不使用でスッキリした美味しさ
オーナーがカカオを愛しこだわって作っておられるのが分かるそんなお菓子とドリンクは、ゆっくりと味わいたい……そういう気持ちにさせてくれます。
自分へのご褒美に、そして喜んでくれそうな方へのギフトにいかがでしょうか。