8月に京都の五条坂で陶器まつりが開催されます。
各地の焼物をたっぷりと見ることが出来、購入も出来る魅力一杯のまつりです。
そんな五条坂陶器まつりの開催日やイベントをご紹介致しますね。
この記事で分かること
京都 五条坂陶器まつりとは
五条大橋から東大路の間の五条坂一帯で開催される陶器市のことです。
五条坂の両端に約400軒の露店が出店し清水焼、備前焼、有田焼などと若手作家の作品が並ぶのです。
ほとんどが通常よりも安く販売される、というのがうれしいですね。
まとめ買いするのも良いかもしれません。
五条坂陶器まつりの開催日&時間は?
日程 | 2019年8月7日(水曜日)-8月10日(土曜日) |
時間 | 9:00-22:00 |
場所 | 五条坂(五条大橋〜東大路の間) |
問合せ電話番号 | 陶器祭運営協議会:075-541-1192 (テープ対応) |
雨天決行ですが、大雨、洪水、暴風警報発令の際は中断も有ります。
地図
アクセスはこちら
バス
JR 京都駅 市バス 206号系統(約15分-20分)「五条坂」下車
205号系統、17号系統「河原町五条」下車
電車
京阪電車 「清水五条駅」4番出口 五条坂陶器市の西端に出るので、五条坂沿に東へ
阪急電車 「河原町駅」下車 交差点西北バス停から市バス 207号系統(約15分)「五条坂」下車
駐車場はありませんので、電車、バスをご利用ください。
トイレは?
東大路南北横断歩道バイパス下、東山郵便局西に臨時トイレが有ります。
東山郵便局内、東大路五条北西「東山ふれあい館」内にも有りますが、営業、開館時間内のみですので、ご注意ください。
京都と言えば清水焼ですが、どのような特徴があるのでしょうか?
清水焼とは
筆者は食器が好きなのですが、清水焼については九谷焼や備前焼のようにイメージが湧きませんでした。
そこで調べてみますと清水焼というのは、手法が幅広く決まった技法、決まった土や釉薬が無く特徴も一言では言えない、というものだったのです。
京都府で焼かれる陶磁器を言い、五条坂界隈の清水六兵衛、高橋道八達の窯元が多く有ったのが由来とされています。
確かに写真などを見てみますと、鮮やかな物、土っぽい物と本当に様々な作品が有ります。
色々なタイプが有るのが、特徴と言えるのかもしれません。
工程のほとんどが手作りで、生産出来る数も少なく量も限られて現在は京都市東山区、山科区の清水焼団地、宇治市の炭山などで作られる物を清水焼と呼んでいるようです。
窯元は300軒以上有るとのことでした。
正式名称は「京焼・清水焼」と言います。
高級品、お値打ち品、あなたはどれを選ぶ?
約400軒もの露店が並ぶのは、食器や焼物が好きな方にはたまりません。
食器というのは、あってもまた欲しくなりますね。
この陶器まつりは、ほとんどの商品が2割から5割はお安くなっているので、お気に入りを見つけたいものです。
ぜひお好みに合う物をじっくりと探してみてください。
朝の9:00から22:00まで開催していますので、朝1で出かけるのも良いですし、日が暮れてから行くのも良いですね。
やはりお値打ち品ほど早く売れて行くようですが、より安く手に入れたいという方は、後半の2日間に交渉するのも良いかもしれません。
お気に入りが見つかり沢山購入という時は、北側歩道中程から東付近に宅配業者テントがありますので、発送も出来ますよ。
夏の京都は、かなりの暑さです。
水分、日焼け止めなどを忘れないで、熱中症にも気を付けて見て回りたいものです。
若手の作品を見るなら南側歩道 東西両端から、清水焼は北川歩道中程から東と南側歩道を、そして全国の産地のものは、南北両側に出店されています。
五条坂陶器まつりが始まったのは?
約400軒もの露店が並ぶこの陶器まつりは、いつ頃始まったのでしょうか?
1920年(大正9年)に六道珍皇寺の「精霊迎え、六道まいり」(8/7-8/10) にお参りに行く人達に、五条坂の陶器商達が一級品としては出せない物を、安く売り出したのが始まりでした。
それが今約40万人もの人が、全国から訪れる国内最大規模の陶器まつりになったのです。
100年近くも前からずっと続いているのですね。
今ほどデパートや専門店がない頃は、1年に1度のお楽しみだったかもしれません。
陶器まつり期間中は、イベントも開催されます。
陶器神輿巡行の日程や時間は?
若宮八幡宮から会場内を、清水焼で装飾があしらわれたお神輿で練り歩きます。
「清水焼発祥の地」の石碑が境内に有りますよ。
日程 | 2019年8月8日 (水曜日) |
時間 | 11:00-12:00頃 |
場所 | 若宮八幡宮〜会場内 |
住所 | 京都市東山区五条坂東5丁目480 |
問合わせ電話番号 | 075-561-1261 |
地図
陶器と磁器の違い 扱い方は?
陶器は土で出来ており、吸水性、通気性に富み使い続けることにより、味わいや風合いが出てきます。
磁器は石が原料で吸水性は少なく、永くきれいに使用することが出来ます。
どちらにも優しく丁寧に接することで、長い期間楽しむことが可能になるのです。
注意としては、研磨剤で強くこする、熱湯、レンジ、オーブンなど急激な温度変化に晒すことは、避けた方が良いようです。
お気に入りの食器にヒビが入ってしまったら…
そうは言ってもやはりうっかり!ということはありますよね。
ヒビやカケの場合は金継ぎという修理方法もあります。
ヒビが入ってしまったり、欠けてしまった部分を漆で接着、継目に金、銀、白金などで装飾して修理するというものです。
金繕いとも言われ、なんと縄文時代から行われており、修理されている祭器が見つかっています。
金継ぎの材料やレシピをセットされているものが、販売されていますので、もしお気に入りが小さなケガをしてしまったら、試してみるのも良いのではないでしょうか?
暑さ真っ盛りの京都での陶器まつり
清水焼以外にもたくさんの焼物が並び、4日間開催されます。
神輿巡行もあり、真夏の思い出が出来ること間違いなしです。
紫外線対策や水分など十分気を付けて、あなただけの逸品を見つけに行きませんか。