東京都内に遺骨の入った骨壷が全国から送られて来る所があります。
受付先は、一般社団法人 おもてなしの会で宗派不問、永代供養をしてくれる会社なのです。
最近では永代供養をしてくれるお寺もあるようですが、やはりそれなりの費用はかかるようですね。
ところがこちらでは¥15400だそうです。
最安値の納骨堂
普段あまり考えることのない納骨ですが、価格は数万から25万、平均で5万位とのことです。
そんな中、納骨費用1万円、手数料5400円で永代供養をしてくれるというのは、かなりの低価格おそらく最安値ではないでしょうか?
全国からというのも納得ですね。
この「おもてなしの会」は東京23区内なら無料で引取りサービスもあるとのことです。
そして引き取られた後は、静岡県伊東市の願行寺というお寺に運ばれ、涅槃堂という名の納骨堂へ納められることになります。
12年安置そして合葬へ
納められた遺骨は約12年の間、涅槃堂に安置された後に願行寺で合葬されます。
年2回お彼岸とお盆そして月1回の供養が13回忌の法要まで続けられるとのことです。
合同供養ではなく、個人のお墓ということですから、故人や家族にとっては嬉しいのではないでしょうか。
納骨後の管理費用や会費など後からの費用は全く無しとのことです。
とても良心的ですね。
ただ個別に法要を行う場合はお布施が必要になるようです。
このような場所はなぜ出来たのでしょうか?
元作家の書庫だった涅槃堂
この涅槃堂がある願行寺の住職は、牛込覚心さんという元作家だった方で漫画の原作者として活躍されていました。
そして作家として仏教に関する書物を手掛けることが、きっかけとなり1986年に46歳で臨済宗、妙心寺派の医王寺にて出家得度されたのでした。
作家の原作の印税などで願行寺を建てられ、元々持っておられた2つの書庫の1つを改装して納骨堂を作ったということです。
そういう理由でこのような低価格が可能になったのですね。
都会では難しいお墓事情
人口に対して墓地が少ない、土地付きのお墓は大変高いなどの理由でお墓を構えるのはなかなか難しいようです。
お墓参りに行けない人、子供に迷惑をかけたくないと考える人も多くその結果、墓じまいする事も多いとのことです。
「安心して喜んでもらえるお墓を作りたい。」
牛込覚心さんはそう考え、お寺をそして納骨堂を建てられたのでした。
お墓のこれから 費用も内容も安心
納骨費用は平均で約5万円
都内の「おもてなしの会」では手数料込で¥15400の低価格
価格、土地などの問題解決のため元作家の牛込覚心さんが印税などで願行寺を建立
遺骨は静岡県伊東市の願行寺内にある涅槃堂へ納骨
約12年間安置の後、願行寺で合葬
お墓参りに行くと、お花が飾られている所と荒れ果てた所があり、お花さえない所は寂しい気持ちになります。
これからこういった所が増えて行くと良いですね。